ちょこれーとぼーい(♂)













 荒くなる2人の呼吸が

 2人きりの図書室に


 雨音とともに響き渡る━━…。




 大きな手と小さな手の指先が絡み合い重なる。




 離そうとしても

 力強くに握り返す輝くん。


 恥ずかしそうに笑顔を見せている。






 そんな表情を見てめながら

 理解できない状況を一生懸命考える。






 "僕の彼女になります??"




 って


 輝くんからの告白

 と、思っても良いんだよね…。








 「輝くん冗談はやめ━━━…「冗談ではないです。」





 やっと喋れた言葉を

 最後まで言う間もなく

 輝くんに言い返されてしまう。




 例え輝くんが前から

 私のことを知ってるとしても、


 私は今日初めて会ったんだ。


 輝くんのことを何一つ、知らない。




 そんな状態で、


 ただ"彼氏"が欲しいからって

 理由で輝くんとお付き合いするのは

 輝くんに失礼だよね…。







 「…確かに23日までに
  彼氏は欲しいって思ってるけど…
  私、全然輝くんのこと知らないし
  軽い気持ちで返事したら…
  輝くんに申し訳ないよ…。」
  









< 251 / 274 >

この作品をシェア

pagetop