ちょこれーとぼーい(♂)










 「…にゃ、何時……に。」


 『7時48分にお前の家に行く。』





 壁にかけている時計を見ると

 長い針は"7"短い針は"2"を指していた。



 高嶺くんが家に来るまで後"38"分。



 それまでに

 お風呂に入って髪乾かして…って

 電話してる暇はない。



 私は勇気を振り絞って

 「…待ってるね。」と言って

 一方的に"通話終了"ボタンを押した。






 ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ。





 携帯を敷き布団の上に投げて

 布団上で左右、ゴロゴロと何度も動いた。



 朝からあのイケメンと隣に並んで歩くなんて

 朝から学校は噂で持ちきりで…



 高嶺くんが好きな女子達が

 私に目をつけて呼び出しされて………。





 確実に私の高校生活は限りなく

 "ビターチョコレート"のように苦い。





 ……って、


 こんな事をしてる場合じゃなかった。







 部屋を出てお風呂場に向かう。










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