ちょこれーとぼーい(♂)









 何度も鏡で身だしなみをチェックし

 走ると怒られるので駆け足で

 リビングへ向かう。



 扉を開けるとお父さんが優雅に

 珈琲を飲みながら

 新聞を読んでいる姿が目に映る。






 「あら、早いわね。」



 色々あったことしらないお母さんは

 驚いた顔を見せて

 私にホットミルクが入ったコップを

 差し出してくれた。




 いつもならこの時間は寝てるもんね。


 テレビに写ってる時間は

 "7時39分"と示しており

 とりあえず朝食は食べれる暇があると

 ほっとした。









 ピンポーン………





 お母さんが作ってくれた朝食を

 味わいながらゆっくり食べてると

 "48分"では無いのに

 インターホンの音が家に響く。





 ……嘘。もう来ちゃった?!。




 「はーい。」と返事をしてリビングから

 出るお母さんの姿を見ると

 慌てて食パンに齧り付いた。





 その光景を見たお父さんは

 珈琲を飲む手が止まっていた。








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