ちょこれーとぼーい(♂)
「おはよ。」
「……おっ、おっはよぉ。」
リビングから顔を出すと
玄関に高嶺くんが立っていた。
昨日の出来事は全て夢かと思ったけど
ここに高嶺くんがいる限りあの
"作戦(省略)"は実際に行われるものね。
改めて実感した。
ローファーを履いて玄関のドアを開ける。
「……え。」
外の景色は辺り一面真っ白で
大きな粒がぱらぱらと降っている。
普段ならば2月辺りに降るのに
こんな早く降るとは珍しい。
まさか仁が言った通りに
雪が降るとは思わない。
やっぱ珍しいことをしてると
珍しいこともあるだね。
鞄からピンク色の手袋と
編んでくれたマフラーを取り出す。
先に手が冷たくなって
動かなくなるのは嫌なので
手袋を装着する。
「………こっち向け。」