ちょこれーとぼーい(♂)









 「明日楽しみにしてるねっ♡。」





 デ━━━━…



 遊びに行く事が決まると古市くんは

 1言も喋らなかった

 清水くんの首元の襟を掴んで

 デニーズを出ていった。




 …古市くん付いてくる気満々なんだね。









 「……ごめんな。」







 手を振っている古市くんを見ながら

 高嶺くんは溜息混じりで

 申し訳なさそうに言う。





 「……たっ
  …たのしいから……。」

 「……そう。それなら良かった。」




 冷めたブラック珈琲を飲む高嶺くん。


 私はまだブラックどころか珈琲すら

 飲めないのにやっぱり大人。





 いざ2人っきりになったのは

 いいものの基本喋らない高嶺くんと

 異性と喋れない私が居るとなると

 沈黙が続く。




 こういう時古市くんがいれば

 沈黙を破ってくれるだろう。…




 今の時間だけ古市くんの存在の

 有り難さを身にしみる。







 「………帰るか。」

 「………うん。」








 




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