アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
やっぱり、
一人で食べるより、二人で食べた方が断然美味しい
煮物の味付けのポイントとか、お出汁のとり方とか、
タキさんに教えてもらえたし…
とても、あったかい時間を過ごすことができた
ただ…
家に帰してもらえない、状況を除けば…
「ごちそうさまでした」
食べ終えた食器類をキッチンへ運ぼうとすると、
「あ、私がやりますから、お嬢さんは、リビングで寛いでください」
食事も作ってもらって、片づけまで…そんな、お嬢様のような待遇
貧乏性の性格だから、性に合わない
「タキさん、片付けくらい、私にやらせて下さい お願いします
それから、
”お嬢さん”じゃなくて、”彩月”って呼んでくださると嬉しいです」
「えぇ、でも、ぼっちゃまの大事な方ですし…」
大事…なんかじゃない…私は、藤井くんを傷つけてる…
「いえ、彩月で、お願いします」
「…そうですか…、わかりました 彩月さん…
では、お風呂準備して参りますので、そちら、お願いしますね」
そう、言ってタキさんは、バスルームへ向かった
食器を片づけて、お風呂の準備が整ったから
入るよう、タキさんに案内されて
バスルームへ足を踏み入れるとウチの3~4倍はある広さに驚く
ガラス張りのシャワーブースも個別にあるし、
ゆったりとできる浴槽、TVだって壁に埋め込まれてて…
お金持ちの凄さを実感する
ゆっくりと浸かっていたい半面、慣れない広さに戸惑い、
身体と頭を洗って、すこしだけ湯船につかり、早めに出てしまった
脱衣所には、タキさんが用意してくれた着替えが置いてあった
ワンピースタイプの薄いピンクのルームウェアで
使ってある生地も、たぶん、シルク…
こんな上質なの私が着ちゃっていいの?
戸惑いながら着てみると、サイズがピッタリで、着心地も良かった
たしか、
義理のお姉さんのもの?とか、だったよね
着心地のいいルームウエアの肌触りに少し気分が落ち着いて、
リビングに戻ると、テーブルにお茶の用意がされてあった