アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

「まぁ!!よくお似合いになってますねぇ
恵利子さまのサイズとピッタリでしたね」


私の姿を見たタキさんが、
キッチンのカウンターから出てきて私に言った


「あの、恵利子さんって、藤井くんのお兄さんの奥さんなんですよね?」


藤井くんがすべて話してくれた中に、恵利子さんという人の名前が
あったのを思い出した。


「えぇ、お二人は、幼なじみでいらして、
ぼっちゃまも、恵利子さまには、本当の姉のように慕っておりました」

なぜか、
タキさんの顔が、少し曇った気がしたのは、気のせい?


「彩月さん、ハーブティー、淹れましたから、飲まれますか?」


「あ、はい、ありがとうございます いただきます」


席につくと、
タキさんが、カップにハーブティーを注いでくれた

ローズヒップの甘酸っぱさに、
微かにカモミールとラベンダーの香り

私が、今置かれている状況なんて
忘れてしまうかのような気持ちにさせてくれる


「あの…「彩月…さん…」」


私の向かいに座ったタキさんと言葉が重なる


「あ、タキさんから、どうぞ…」


「いえ、彩月さんから…」


やっぱり、
タキさんの顔は、さっきより沈んでる…


「タキさん、なにか…あるんですよね?」


ハッと顔を上げたタキさんの眉間が寄る


「いえ、あの…」


「藤井くんの…こと…、何か心配ごとでも…?」


一度、視線をテーブルに向けて
そして、私へと視線を戻す


「彩月さん…聞いてくださいますか?」






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