アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
「タキさん…」
なんて、言ったらいいのか、わからない…
「彩月さん…」
涙を拭いならが、タキさんが私を見る
「私は、怖いんです
ぼっちゃまは、ご自分では気付いてませんが、
彩月さんに恵利子さまの面影を重ねてらっしゃるんです
それに今のぼっちゃまが、あの時のぼっちゃまと同じ目をしてるんです
また、あの時のように、荒れてしまわないかと、心配で…ううっ…」
タキさんは、両手で顔を覆いながら泣いてしまった
「タキさん…」
私は、立ち上がりタキさんの隣の席に移り、タキさんの背中を擦る
私に、恵利子さんの面影を?
悲しい中に、複雑な想いが混じった
その夜、藤井くんは、帰って来なかった
タキさんの目を盗んでマンションから出ようと思えば出られたのかもしれない…
でも、あんな悲しそうで、自分の子供のように藤井くんを
心配するタキさんを一人には出来なかった