アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

今日のドレスは、フリフワな、可愛いモノより、
マーメイドラインのドレスにしよう、って
千夏と2人で、お店にある中から選んだ


前から見れば、胸元のコード刺繍のみのシルクのシンプルなドレスだけど、
後ろ姿は、大きなリボンと中央から伸びた
レースの長いドレープが後ろにいる参列者たちの目を引く


「先輩、じゃぁ、ベール、つけますよ」


冬海がハーフアップにしたヘアにブーケとお揃いの薔薇の生花を
ベールと共に付けてくれた


コンコン


ドアをノックする音に振り向けば


「せんぱーい、遅くなってスミマセンっ」


千夏が息を切らして入ってきた


「遅いよーーっ 千夏ぅ」


「すみません、先輩 ちょっと頼まれたものを取りに寄ってたので…

って、先輩、むっちゃキレイですよぉ

さすが、冬海の腕だわ~」


私の横に来て、鏡を覗きながらマジマジと私を見る


「でしょ、でしょー!」


腕を組んで得意そうな顔の冬海


「先輩、今日の日、ちゃんと目に焼き付けておいて下さいよ」


鏡を見て、私の肩に軽く手を乗せ言う


「なぁに?千夏 まだ、今日は本番じゃないわよ

本番は、いつになるか、わかんないけど…
今日は楽しんでくるね…」


そう答えると、
千夏が、いつにもなく飛びきりの笑顔で私を送り出してくれた…



千夏ってば…どうしたんだろう…









< 150 / 165 >

この作品をシェア

pagetop