アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
お店に戻った私は、
近々、行われる挙式のカップルの書類を確認をしたり、
接客する後輩のフォローに入ったりして、午後の仕事の大半を終えようとしていた。
「こんにちわー」
自動ドアが、開き、
見知った顔の人物が、カウンターに近づいた。
「あら、藤井くんっ、今日は、どうしたの? ウチにくる曜日じゃなかったんじゃない?」
カウンターの奥に居た私は、カウンターへと移動した。
「いえ、一部変更箇所があったパンフレットをお持ちしたんです。」
ドサッっと、カウンター横に持っていた段ボールを置いた。
「あ、ありがとう」
段ボールの中身を確認しようと前屈みになった時…
「古宮さん…ちょっと…いいですか?」
お店の外へと彼が促すので、
後輩の子に、中身の確認を頼み、少し席をはずすことを伝え、自動ドアから出た。