アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
「古宮さん
俺も、君の隣に立つ候補として、考えてみない?」
へ?
今、なんと?
隣に立つって?!
「……」
突然の言葉に、答えが出ず
小野田さんの顔を、目を開いてじっと見つめる。
「そんなに、見つめないでほしいなぁ、
俺は、この前、レストランで会った時、
君の温かさが欲しい、って思った。
今の君の淋しい気持ちも、悔しい気持ちも、含めて、君を包めるよ」
それって、それって、
告白・・・なんですか?・・・
もう、私の頭の中は、パニック状態です・・・・
藤井くんへの憤りは、どこかへ行ってしまうくらい、
私の心は、溶けそう・・・
「……」
「今すぐに、返事を求めないから、大丈夫だよ
君の、気持ちが固まったら、また、教えてくれるかい?」
そう言って、
私に名刺を渡し、テーブルを立った。
「すまない、これからクライアントの所へいかないとダメなんだ」
「あ、はい、今日はありがとうございました。」
私も立ちあがり、お辞儀をした