アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

さっきのマネージャーさんがサービスだと言って前菜を持ってきてくれた
そして、どうせなら、と思い、おススメのメニューを適当にお願いした


「さぁ、先輩!全て、白状して下さいよっ!」


千夏…か、顔がコ、コワイ…


航とは一線を越えてなくて"俺を信じろ"と言われたこと…
小野田さんにも告白されたこと…
明日、藤井くんに会うこと…
全て、洗いざらい伝えた


「まぁーよくこんな短期間に嵐のようなモテ期が訪れたもんですね…
あの占い師の言うことも正解だったんだー」


前菜を2人で平らげ、すぐに何品かのおススメが運ばれた
どの品も野菜が沢山使ってあって
ヘルシーなのにボリュームがあって
一緒に頼んだ白ワインと共に2人とも箸が進んだ


「…で、先輩どうするん……」


急に千夏が喋るのをやめた


「どうしたの?」

不思議に思い、千夏の顔をじっと見れば視線は入り口の方を向いてる
千夏の視線を追おうと振り返ろうとすれば…


「先輩、振り返っちゃダメ!」


小声で身を屈めて私に言う

何?一体どうしたの?



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