駅前というだけに、カフェはけっこう繁盛していてほとんどの席が埋まっている。



美月のように、ひとりでいる人もいれば、友達やカップルで来ている人。



一人でいても違和感がない場所なのに、何でだろうか?


こんなにも、ソワソワする気持ちは。


『後、5分しても来なかったら帰ろう…』


そう思った瞬間、店内を息を切らした男性が慌てて入ってきた。


辺りをキョロキョロと見回して、誰かを探している。


『あっ…早川さん』


すると、バチっと目が合ってしまった。



早川さんは、まっすぐと美月が座っている席までやってきた。



「すまない。遅くなった…自分から誘っておいて、遅れるなんて申し訳無い」


席にやってきた途端に早川さんは、美月に頭を下げる。


やっぱり、誘われてたんだ…よかった。




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