俺様王子とキケンな契約!?
「芽衣っ!やばくない?」
男たちが行ってから理沙はそう言って駆け寄ってきた。
「やばいよね…どーしよ……王子様の写真」
「違うわよ!!さっきの男!!Blackprinceじゃない…?」
ぶらっく?
ナニソレ?
「ナニソレって顔してるわねあんた。
知らないの?Blackprince!!」
興奮した顔で理沙はあたしに詰め寄ってくる。
理沙こ、こわいよ……
「あたしもあんまり知らないんだけどさ〜、良い噂は聞かないわ。…相当な女ったらしみたいよ。」
女ったらしがなんでプリンスなんて……
「まぁ、あのかっこよさならコロッ落ちるわよね〜」
なんて、理沙まで言ってる。
「要するに、この学園には二人の王子様がいるってわけね。」
理沙と王子様の話をしているうちに教室についた。
2ーA と書かれた札の教室に入ると、中は何やらザワザワしていた。
「なんだろ……」