もう一度抱いて
ノートを広げ、また歌詞作りを再開する私とキョウセイ。


この前みたいに、自分の過去に向き合わなくてもいいから、幾分気持ちがラクだった。


二人で冗談を言い合いながら、着々と歌詞を作っていくのはすごく楽しかった。


私は気がつけばとてもリラックスしていて、床に寝そべって歌詞をノートに書いていた。


時折キョウセイが、優しいギターを弾いてくれて。


その音があまりに心地良くて。


私は次第に眠くなって来ていた。


ふとスタジオ内の時計を見ると、すでに0時を回っていて。


時折目をこすりながら、頑張っていたけれど。


次第に意識が遠退いて行って。


私は眠りの世界へといざなわれてしまった。
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