禁域―秘密の愛―【完】


「はあ!?何回も言ってますけど!
あたし、年下はお断りなの!あたしは、包容力のある大人の男がいいのよっ」

「何言ってるんだよ、今更?愛は、俺の嫁だって!これ、決定事項。国会で採決されてんの」

「国家権力が、翔季みたいな小市民を相手にする訳ないでしょっ!
アホなこと言ってないで、あんたは大人しくボールだけ蹴ってときなさいよ!」

「ちょ、愛ちゃん、翔季君………」


ああ………、また始まった。


このように、翔季君の愛ちゃんに対する好意は明らかだ。
だけど、年上好きな愛ちゃんがなかなかそれを受け入れない。

そして、翔季君がこりずに何回も愛ちゃんに言い寄るから、いつも喧嘩だ。



でも…………私は。



「あ、綾瀬先輩!愛の親友として一言言ってやって下さいよ!俺がどんなにイイ男か!」

「瞳!翔季なんて、スルーでいいから!」

「あはは………」

でも私は、愛ちゃんと翔季君はお似合いだと思っている。

翔季君といる時の愛ちゃんは、言葉とは違って凄く楽しそうだから………。

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