禁域―秘密の愛―【完】
そんな2人のやり取りを微笑ましく見ていると。
「ーーー瞳?」
クラスメイトとご飯を食べに来たであろう巧がいた。
「巧っ、お昼?」
「ああ。久々に食堂のカレーが食べたくなったから………って、関口は1年と喧嘩か?」
巧は、未だに言い争っている愛ちゃんと翔季君を見て目を丸くする。
「うーん………。痴話喧嘩かな?」
「………まあ楽しそうだから、心配は無さそうだけど。それより、瞳。今少し時間あるか?」
「え?でも巧、お昼は?」
「まだ時間はある。大丈夫だ」
「あ、そっか」
愛ちゃんも、まだまだ翔季君との痴話喧嘩が終わらなさそうだし、ちょっとくらいなら出て行っても平気かな?
「大丈夫だよ」
「了解。俺も一言言って来る」
巧はそう言うと、食券を買ってる最中のクラスメイトのところに行った。