禁域―秘密の愛―【完】


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ーーー日曜日

「完成!」

私は早起きして、お弁当を完成させた。

おにぎり、からあげ、豆腐ハンバーグ、アスパラベーコン巻き、ポテトサラダ、ミニトマト。
そして、オレンジやりんごなどのフルーツ。

それらを全て大きなランチボックスに入れた。

巧の口に合うといいな………。

渡す時、すごくドキドキするかも………。

「ーーーあら?」

その時、お母さんが寝室からやって来た。

私は一人っ子で、お父さんは大手不動産会社で働いている。

お母さんは、老舗百貨店の婦人服売り場でパートをしている。

「おはよう、お母さん。ごめんね、起こしちゃった?」

「いいのよ、もう9時だし。それより、すごく美味しそうなにおいが………って大きなお弁当ね!」

お母さんは、ランチボックスの大きさに驚いた。

「これ、いつも家族で遠出する時に使うやつじゃない?あら〜、誰かとでかけるの?」

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