禁域―秘密の愛―【完】


それからの私達は楽しく過ごした。本来の目的であった太宰府天満宮へ受験祈願をしに行き、福岡のあちこちを旅した。

ホテルに帰ってきたら、その周りを散歩したりした。
その時は、巧と私だけしかいない時もあって…………それは、もう本当に



その時間が永遠に続いて欲しいとーーーー、そう思った。



だけど………、そんな時間は長く続かない。


楽しい時間ほどあっという間で儚い夢のようだーーーー…………。





ーーーー3日目の夜。




お風呂を済ませ、食事も終えた巧と私は部屋に戻って来た。

「ほら、見てみろ。太宰府で撮ってもらった写真。いい感じに撮れてるぞ」

「あ、本当だ!」

巧と私は、ベッドの上でこの旅行期間に撮った写真をお互いデジカメで見返していた。

「巧、凄くいい笑顔」

「瞳もだろ?」

「ふふっ………そうだね」

他にも、買い物中に撮った写真や、食事中に撮った写真。散策中の写真……。
この3日間に詰め込まれた色んな表情が………デジカメには入っていた。

どれもこれもきっと、私の宝物になるんだろう。

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