禁域―秘密の愛―【完】
「………た、………っ」
ーーーー私は、彼の名前を呼ぶことも出来なかった。
「……….っ、う、っ……ああっ………!」
別れてから、心の奥に秘めていた巧への想いが………この手紙を読んだ途端、溢れ出した。
まるで洪水のように涙は溢れ、私は今までにない程泣き叫んだ。
「っ、た、くみぃ……………っ!」
私も、好きだよ………。
好きだよ、好きだよ…………。
胸がこんなに痛くなるほど、大好きだよ…………。
大好き過ぎて、苦しいよ…………。
「たく………みっ………」
私は、この日、いつまでも泣き続けた。そして、同時に巧の確かな想いを受け取って…………巧がいなくても幸せにならないといけないと強く思った…………。
巧を失った悲しみの果てで…………私は、そう決意したーーーー。