禁域―秘密の愛―【完】
ーーーーそして、数日後の金曜日。お風呂からあがり、明日から二連休だという時に…………その電話はかかってきた。
ちなみに私は現在、会社から近い場所にあるアパートで一人暮らしをしている。
「もしもし?」
『もしもし、瞳ちゃん?私!』
「へっ?」
『私よ、私!』
私よ、私って…………なんか、オレオレ詐欺みたい。
そう思った私は一気に怖くなって、
「あの………すみません。私はただのOLなので人に渡せるようなお金は一銭もありません…………」
そう言ってしまったんだ。
「…………瞳ちゃん。また、ボケが進行したの?私よ、私!柴咲かれんよ!このバカ!アホ!ドジ!」
「ひ、ひぃっ………か、か、かれんちゃんっ……?」
声が違うから全く気付かなかったよ……。
すると、かれんちゃんは私がそう思ったのを察したかのように
「今、風邪引いてるから喉が痛くて声もガラガラなのよ。てか、着信画面くらい確認してよ。本当に相変わらず、勉強は出来るのに、頭のネジどっかが変なんだから。この天然っ」
そう少し叫ぶように言った。
…………勉強は出来るかは置いといて、後は的を得ているので言葉がでません。