禁域―秘密の愛―【完】
かれんちゃんの言うことは最もだった。
分かってる。いつまでも、高校時代の恋愛を引きずっている私は、それだけで前に進めないってこと…………。
でも、前に進もうとするにも中々勇気がでなくて。それを言及してくれる人もいなかった。
だけど………とうとう、言われてしまった。
「私………」
「……….辛いこと言ってごめん。けど、これが今の私の本音だってことわかって欲しい。
私、瞳ちゃんには本当に明るく幸せに生きて欲しいの。とりあえず、一つのきっかけとしてね?合コンが明日あるってことを伝えたかった。
別にその男性達に興味が湧かなければそれでも良いの。だから、こう軽い気持ちで行ってみたら?ねっ?」
「きっかけ………」
私も………そういう時期なのかな。
ちょっとずつでいいから………巧とは違う誰かを、見つける時間がとうとう必要になってきたのかな?
「………そうだよね」
本当に、いつまでもあの恋を引きずっていたらダメなんだ。
ーーーー巧はもういないんだから。
二度と手に入らない人なんだから…………。