禁域―秘密の愛―【完】


ーーーー私は、合コンに行くことに決めた。

そこに何があるか分からない。もしかしたら、何もないかもしれない。

だけど…………合コンへ行くことだけでも何か意味があるなら。


私は…………間違ってないよね?

きっと、大丈夫だよねーーーー。




ーーーーー



そして、土曜日。私は合コンの舞台であるとあるイタリアンレストランにいた。

「………ふう」

合コンなんて、何を着て行けばいいかわからなかった私は一番無難そうなホワイトブラウスとホワイトの太ベルト付きの膝丈黒スカートのドッキングワンピースを選んだ。

そして、肩より少し長いセミロングの黒髪は下げた。

いつも会社では一つに束ねているけれど。

それに、夏らしいデザインの小さなカゴカバンを合わせている。

うん、どこも悪いところはないはず。



だけど…………



「あなたが、綾瀬 瞳さん?」


「同い年みたいだけど………なんだか、可愛らしいわね。今日はよろしくね」

私と、同い年であるはずなのに何故か何倍も大人っぽく艶っぽい女医さん達を見てると………自分の格好が変か疑ってしまう。





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