禁域―秘密の愛―【完】
私………大丈夫かな。明らかに、浮いている気がする。
ただでさえ、子供っぽいのは分かっているつもりだけれど、ここまで綺麗な人達と一緒だとそれが余計に目立ってしまう。
「まあ、これで全員揃ったわね。中で男性達がお待ちかねだから早く行きましょう」
一人のリーダー格風の女性がそう言うと、一斉にその場にいた女性が歩き出した。
「……ふぅ……」
なんだか………この時点で気が重くなってきた。
だけど……….逃げてばっかりもいられない。
そう思い私は意を決して、女性達の後ろを歩き出そうとした。
ーーーーその時だった。
「………あ!」
私はあることに気が付いた。お店の前には、いくつか花やハーブなど植物が植えてある。
お店は下がホワイト、上が茶色の煉瓦造りでできており、とてもその建物にマッチングしてて綺麗なんだけど………
「ゴミが………」
紙屑が植物が植えられている鉢に落ちていた。これでは、せっかくの綺麗な外観が………何より、綺麗に花を咲かせている植物が台無しだ。