禁域―秘密の愛―【完】
なんだか………この手の軽い感じの男の人って苦手だな。
何で、いきなり私に話しかけてきたんだろう………。
私はそう思いながらも
「ああ………えっと、ちょっと。もう入ります」
なるべく笑顔で答えた。これが高校生の時だったら、速攻で逃げていたと思うけれど私ももう大人だ。色んな人と接してきて、それなりのコミュニケーション力はつけてる。
「へーーー!そう!じゃあ俺と一緒に入らない?」
………つけてる、つもりだけど。
いきなり………なんて変な事言い出すんだろう、この人……!
「え?あの………え?」
完全にしどろもどろになってる私。そんな私に構わず男性は
「女の子と一緒に入った方が楽しいし」
もう、チャラいとしか言いようがない発言をした。
何なの………何なの、この人!意味不明過ぎる!
「お、お言葉ですが………一人で入りまーーーー」
「もう開けちゃったよ?」
………って、何なの、本当に………!?