禁域―秘密の愛―【完】
「おーーーー、来たか!園屋(そのや)!って、その子は?」
案内された席に着くと、さっきの男性と一緒に来た私に男性、女性陣両方共、興味津々といったように見ていた。
隣の男は………なお、笑って
「そう、俺、この子と待ち合わせしてたんだよ」
またもや信じられない発言をした。
「なっ……何言ってるの!?」
ち、違う!全然違うってば!
ーーーー私がそう言おうとした時………あることに気付いた。
「………綾瀬さん?あそこの奥。あなたの席よ?」
「……あっ……」
いつの間にか………さっきのリーダー格風の女性が私の前に来ていて。なぜか、私を睨みつけるように見ていた。
な、何…………?
気のせい………かな?
「あ、分かりましーーーー」
「ほら、早くしなさいよ?皆、あなたが勝手に遅くなってたのに待ってたんだから」
返答する暇もなく、そう言われ私は驚いた。
ーーーー間違いない。私……敵意をこの人に向かれている。
身長が女性にしては高く170cmほどあり、髪は黒髪で私と同じくらいの長さだけど綺麗に巻かれていた。顔も、面長だけど小さく、切れ長の綺麗な目に、ぽってりとした唇。鼻筋の整った鼻。
間違いなく美女ぞろいの今回の女性陣の中でも一番の美女…………。
私は思わず後ずさりするしかなかった。