禁域―秘密の愛―【完】


そして、飲み物が来て、男性陣の自己紹介を聞いてみると、その繋がりは大学時代の知り合いやまた、その友人が集まったようだった。

弁護士の卵や、有名な銀行で働くエリート。

…………なるほど。確かにかれんちゃんの言うとおり将来有望って言われるような男性ばかりなのは確かだ。

女性陣は私以外は皆仕事仲間だという事だった。


そしてーーーー、あの男。



「はい、次は………園屋!」

そう言われ立ちあがる………さっきの男。

「はーーーーい。園屋 優斗(そのや ゆうと)です。年齢は28歳。斉藤と手前にいる、華美とは同じ大学でサークルが同じでした。職業は、園屋物産の、総務人事部のまあ、課長をしてます。よろしく」

園屋物産ってところの………課長なんだ。28歳でしかも総務人事っていう重要な部の課長、って意外だ。

いや、それより………園屋物産って聞いたことがあるような………?

その私のモヤモヤとした答えは……会社での記憶を遡って、出てきた。

「………あっ!」

私は、思わず声を張り上げた。

そうだ、思い出した。園屋物産といえば、世界各国の食料品や飲料を輸入、販売、生産をしている企業だ。
スーパーなんかに並んでいる外国の有名な紅茶やコーヒー、ミネラルウォーター、パスタなんかは全部、園屋物産のものだ。

近年では、ベルギーの有名なチョコレート会社を買収して日本でそれを勢力的に売り出し爆発的な売り上げをだした。

食料品業界の中でも三好製菓ほどではないけれど、大きな影響力を持つ企業。




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