禁域―秘密の愛―【完】


そして、テキトーにお酒と食べ物を注文し原口部長と私は乾杯をした。

「それで、原口部長。私にお話というのは何でしょうか?」

注文したシーザーサラダと手羽先を小皿に盛って原口部長に渡した後私は聞いてみた。

「あ、ありがとう。ああ、そうだな。綾瀬も早く聞きたいよな………」

そう言うと原口部長は



「綾瀬。実はお前に会いたい、って言ってる人がいるんだよ」



全くよくわからない事を言ってきた。



…………私に会いたい人?




仕事なら分かるけど、プライベート間で原口部長と私の間で、共通の知り合いなんていただろうか?

「え……っと、どういうことですか?」

「いや……つまりだな、綾瀬」

「はい?」



「お前、この前合コンに行っただろう?…………そこに、園屋物産のお坊ちゃんがいなかったか?」



ーーーー園屋物産。




その企業名を聞いた瞬間………頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けた。

もしかして………園屋さん。




園屋 優斗の事を言っているのーーーー?









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