禁域―秘密の愛―【完】
「もし、信じているなら…………て」
「っ、え………?」
「どうして俺の話を聞かないんだ………?」
その瞬間見たものは………あまりにも、悲しげな彼の瞳。
「ーーーーっ!!」
何で……………?
何で、優斗さんがそんなに悲しそうな顔をするの?
「ーーーー瞳っ!!」
「っ、きゃ!!」
そう思った瞬間、私は彼に思い切り引き寄せられていた。
「な、に………!?離してっ………!」
「瞳こそ………俺をそんなに信じていないだろ」
「………なっ………」
「信じていたら………俺の話を聴くはずだ。しっかり、その耳で………。瞳こそ…………、俺を信じていないってことだろ?」
その彼の言葉に………胸がドクンと嫌な音を響かせた。
どうして、私こんなに動揺してるの………?
「ちがっ………、今のあなたの言葉は信じられないだけっ………それだけっ………!」
「嘘をつくな…………」
……残酷なほど低い声で優斗さんにそう囁かれた時ーーーーー
「……んっ……」
私は唇を奪われたーーーー…………。