禁域―秘密の愛―【完】


「あっ、もしかして……綾瀬さん、恋患いとか!?」

「…………っ、えっ!?」

な、何でこの子、そんなことわかるの!?

もしかして超能力者か占い師の人…………?

「あれっ、図星?たまたま言ってみたんだけどね〜」



…………って、偶然か……………。



私は安堵のため息をついた。

「じゃあ、そういう時こそのこの雑誌よ!」

と、その子が取り出したのは何故か、ビジネス専門誌として名高い週刊"エコノミック"。

「………え?これ?」

な、なんで?

私もたまに、エコノミックは仕事の知識で必要な時に、読んだりしているけど金融情勢や資産運用の仕方などどちらかというと経営者向きの本で恋とは一番程遠いような気がする。

「ノンノン、綾瀬さん。エコノミックと、恋はね、深い関係があるのよ!なめたらいけないわよ!」

「ええっ!?」

一体どこにっ…………!

そ、それよりも目の前の同僚の勢いの方が気になる………。押しつぶされそうだ。

私はちょっとずつ後ずさりをした。



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