禁域―秘密の愛―【完】


「実はね、エコノミック、先月からある連載を始めたのよ」

「連載?」

「そう!名付けて!未来のイケメン経営者インタビュー!」

「み、未来のイケメン経営者インタビュー…………?」

「綾瀬さん棒読みはダメよ!いい連載なんだから!もっと感情を込めてよねっ」

「は、はい………っ」

な、何なのっ…………?どれだけこの連載のファンなんだろう………。

「全く、気を付けてよ〜。綾瀬さんって仕事はできるけど、ボケてるっていうか、変なんだから」

ため息をついて、私を見る同僚。

「あ、はは………」

あなたに言われたくないよ………。

「まあ、それは置いといて。この連載はね、その名の通り未来の大企業社長決定者に対するインタビューを載っけてるの。毎月二人ずつなんだけど………しかも、これが超イケメンばっかりで!
しかも今回はかなりイケてるのよ!だから、綾瀬さんもこれを見てイケメン社長との玉の輿を夢見なさい。そして、男のことなんか忘れるのよ!」

「は、はぁ………」

そういうことか………。なるほど、やっと理解できた。


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