禁域―秘密の愛―【完】
その後、優斗は園屋家と親交の深い病院の内科医を呼び出し、私の病状を診断させた。
そして、風邪と疲労だいうことが分かり、後から届いた風邪薬と優斗の献身的な看病のおかげで、私はなんとか回復することができた。
「うん、熱下がったね。よかった」
「ありがとう、優斗。優斗のおかげですっかり元気になったよ」
この数日間、本当に優斗にはお世話になりっぱなしだった。彼のおかげで体調が万全の状態になったと言っても過言ではない。
「瞳、動けるの?」
「うん、何とか…………。今、何時?」
「20時だよ」
「そっか…………。じゃあ、電車で帰れそうかな。ごめんね、優斗。本当にお世話になりっぱなしで」
私は、そう言うとベッドから起き上がろうとした。
だけどーーーー
「…………今日まで泊まって」
優斗に耳元で囁かれ………私はベッドへと押し戻された。