禁域―秘密の愛―【完】
「優……斗……」
彼は私の上に覆い被さり…………甘いキスをしてくる。
「っ、……んっ……」
静かな部屋に、響き渡る卑猥な音に………思わず身体が熱くなった。
「……瞳………?」
「……っ、ん……?」
彼は、私の首筋にキスをしながら耳元で囁いてくる。
…………こんなこと、あまり経験したことないのに。身体がどうしようもなく熱くて………動けない。
ただただ………優斗の熱に身体が侵される。
「ごめん………。瞳を大事にしたいといいながら………止まらない」
「優…………っ、んっ」
「………瞳を抱きたい」
優斗はそう言うと、私のTシャツへと手を侵入させ胸を揉みしだく。
「っ、あ………っ」
こんな行為…………いつ、くらいだろう………。
ううん、一度しか…………ない。
福岡での夜、巧が…………悲しみの中で、私の中に刻まれたあの時しかないーーーー。
さっきの………抱きしめられた腕の感触が蘇った。
きっと………あれは、身体が巧のことしか受け入れたことがなかったからそれしか思い出せなかったんだ。
きっと、身体も優斗のものになれば、その腕は優斗のものに変わる…………。