禁域―秘密の愛―【完】
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しばらくして、今日まで休みを取っていた優斗と私はリビングで映画鑑賞をすることになった。
それは、邦画で優斗の好きな俳優もでており、天才的数学者が数字を用いて、難事件の謎を暴き出すというものだった。
シリアスな場面だけでなく途中コメディーの要素もあって、面白かった。数学が苦手な人でもよく分かるよう工夫されていてそこもよかったと思う。
「面白かった!この映画!」
「そうだよな、あの監督と俳優がタッグを組むと一味違うよ」
「ふふっ」
映画が趣味ということもあり、結構優斗は俳優や映画の仕組みに詳しい。本当に映画評論家みたい。
「………あ、そういえば」
DVD プレイヤーからDVD を取り出そうとしていた優斗は何か思い出したかのように言った。
「どうしたの?」
「ああ、瞳がここに来る前、俺、瞳とランチするはずだったろ?それ、従姉妹のことで話があって誘ったんだ」