禁域―秘密の愛―【完】


そんな私の心境はいざ知らず。食事での会話は弾んでいった。

そして、分かったことが………巧は、アメリカの大学に見事合格しそこの経済学部に入った。

その後、日本に戻り桐谷商事の総務部部長補佐役と、桜庭家の事業、そして園屋物産の事業にも少し手を貸しているということだった。

基本的には本業以外に手はだせないけれどちょっとしたアドバイスをするとか…………優斗曰く、それがまた適切らしい。

当たり前だ………と思った。巧はいつも成績優秀で、大抵のことは正しい判断ができていたのだから。


そしてーーーー


「朝香と巧君は付き合ってどれくらいになるの?」

「そうね………。巧が高校を卒業してからだから、七年になるわね」

「そうか。長いなーーーー!朝香と巧君は本当に純愛だな」

「優斗君が、遊び人過ぎたのよ?もう!」

私とは、違う年月を………この朝香さんと歩んでいる。




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