禁域―秘密の愛―【完】
「お願い………。今日はこのまま優斗のマンションに連れてって………?帰りたくないの………」
私は、優斗の耳元でそう囁いた。
「ったく、………どこまで反則する気?」
優斗はそう言うと、進行方向を変え、私のアパートから彼のマンションへと向かう。
そしてーーーー、玄関に着き靴を脱ぐや否や
「………っ、んんっ………!」
優斗は私を壁に押し付け…………、強く唇を重ねてきた。
「優斗………優斗………っ」
忘れさせて……………巧を、忘れさせて。私の中の巧を…………全て消して欲しい。
あなたに、嘘がつけないように………。
そんな願いを込めーーーー、私は彼の背中に手を回した。
「本当に………俺を煽る天才だよ。瞳は」
彼はそう言うと、私を自室のベッドに連れて行き勢い良く押し倒すと
「…………っ、ああ………!」
私の着ていたワンピースや、下着を一気に脱がし………私を、抱いた。
「っ、あ、あんっ…………」
まるで、身体全体を吸い尽くされるような愛撫にどうにかなりそうだ。
だから、その情熱に…………愛に、浮かされれば…………
「っ、あっ………あっ………!」
「瞳………、好きだよ」
優斗が私の中に入ってくる。
「私も………好き…………」
浮かされれば………、思い浮かべていた巧の姿も…………忘れられる。