禁域―秘密の愛―【完】
「もう食器洗わなくていいよ」
優斗は、私の隣に来るとスポンジと洗剤を私から取った。
「いいよ、まだ洗うの多いし優斗はゆっくりしといて?」
「いや、瞳こそずっと動きっぱなしだろ?途中から巧君も来たから尚更気を使っただろうし、ここはいいから先に風呂入っちゃいな」
「でも、優斗」
「いい?瞳は俺の家政婦じゃないの。大切な大切な彼女なの。今の時代家事は、男も女もやるもんだよ。いいから風呂入ること。で、ゆっくりするんだ。わかった?」
「優斗………」
自分も出張から帰ってきたばかりで疲れてるはずなのに…………きっと、私の様子がおかしいから気を使ったんだ。
優しい優しい、優斗。
「………ありがとう、じゃあそうさせてもらうね」
「どうぞどうぞ。途中から俺も入ろっかな?」
そう言ってイタズラっぽく笑う優斗。
「もう!何言ってるの!」
「良いだろ?瞳の身体はもう見慣れてるし?」
「それ以上言ったら怒るよ?私…………」