禁域―秘密の愛―【完】
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そして、月日は流れて二月
私達は、予定通り箱根へ旅行に行くことになった。
10時に優斗のマンション前で待ち合わせし、彼の車で皆で行くことになっていた。けれどーーーー
『ごめん、瞳!急に、会社でトラブルが起きて…………どうやら明日の午前中までかかりそうだ。午後からじゃないと合流できない雰囲気になってる』
「えっ、そうなの…………?」
優斗がいないんじゃ…………私は、あの二人と明日の午前中まで一緒にいないといけないってこと?
………………そんな。
そんなこと、絶対平常心を保ってできるわけがない……………。
「なんとかならないの…………?」
無理そうだとわかっていたけれど一応聞いてみた。
『いや、中々深刻でちょっと無理そうなんだよ……………。本当にごめん、瞳。少し気まずいだろうけど、朝香も巧君もお前に悪い印象は無い。だから、あまり気に病まず過ごして欲しい』
そういう問題では、無いんだけど………と思ったけれど事情を知らない優斗に言えるはずはなく。
「分かった。私の事は気にせず仕事頑張ってね?」
そう言うしかなかった。