禁域―秘密の愛―【完】
それが……………本当の気持ちだった。
「…………そうか。分かった」
巧は、それだけを言うとスマホを操作し始めた。
「車で行けば一時間半か………。今から新幹線や電車に乗るよりも車の方が途中で見たい場所があってもいちいち、乗り換えなくて良い。車でいいか?」
「うん、良いよ。車はあるの?」
「俺のやつがある。今から、電車に乗っって取りに行くから待ってろ。大体、15分くらいかかる」
「分かった、待ってるね」
急だったし、そのくらい待つのは仕方が無いよね。
「……………後、それと」
「……………?」
巧は、近くの自動販売機に行き、飲み物を買う。そしてーーーー
「着ておけ。…………後、これ」
私に自分が着ていた濃い色のブラウンジャケットをを後ろから羽織らせ………温かいミルクティーを買ってくれた。
「へっ………」
いきなりのことで完全に動揺している私に巧は
「………こんな寒い中、そんな格好で長くいれば凍えるだろ。これでも飲んでしのいでてくれ」
そう、どこか照れたように言ったんだ…………。