禁域―秘密の愛―【完】
ーーーーー
その後、15分後に来ると言った巧は10分くらいで、車に乗って現れた。
車はブラックのみたところ普通のセダンのようだった。
優斗が高級車に乗っていることが多いから巧もそうかと思っていた私は少しだけ驚いた。
でも車内はとても広く長時間居るにはとても、快適だった。
「荷物は後ろに積めるから俺に」
「あ、うんっ…」
でもいくら広いとは言え………緊張するな。手の直ぐ届く所に巧がいるなんて…………。
「このセダンは社用でよく乗り回してるからな。散らかってるだろ、悪いな」
「う、ううん!全然…………!」
散らかってる、パソコンのケーブルみたいなものが後ろに散乱しているだけだし。
「この車は社用なんだ?プライベートのものは別に?」
「ああ。でも、それは1000万以上するから………無闇に乗り回せない。特に今回みたいな長期の旅行なんかは。万が一盗まれたら面倒だし、それに」
そう言うと、巧は私と少しだけ目線を合わす。