禁域―秘密の愛―【完】


愛ちゃん、翔季君に会いたくて必死だったんもんね………。嬉しいな。

「おめでとう!愛ちゃん………翔季君」

「ありがとう、瞳。瞳のおかげよ?」

「ありがとうございます、瞳さん」

二人はそう言って顔を見合わせて、お互いに照れたように笑った。いいなぁ、凄く幸せそうだ。


本当に………良かったね、愛ちゃん。


「瞳はここで何してるの?」

「あっ、私は今日、会社が休みだったから気分転換にカフェに寄ってこの後、新しいプランターでも買いに行こうかと思ってたの」

「そうなの?てっきり、優斗さんと待ち合わせかと思ったわよ?早く会わせてよね!楽しみにしてるんだから!」

「へっ?」

いきなりその名前がでてきて私は固まってしまった。

「………瞳?」

「あっ…………」

何か言おうとしてもーーーー、唇が動かなかった。

今はもう…………私はーーーー


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