禁域―秘密の愛―【完】
「………あ〜、俺、腹減ったよ!ねっ、瞳さん!ここで愛も一緒に飯食っていい?」
翔季君が………その時不意に口をひらいた。
「う、うん。それは良いけど………私、お邪魔じゃない?折角久しぶりに二人で会えたのに」
「全然そんなことないですよ!なっ、愛もその方がいいんじゃない?」
「そうね。じゃあ翔季、あたしの分も注文してきてよ、ランチプレートね。あ、後、それとアイスカフェも!ミルクに砂糖忘れたらアンタ、タダじゃおかないからねっ」
「は?病み上がりの俺をそんなに動かします?」
「何が病み上がりよ!どこの誰よりも元気なくせに!しかも翔季が言い出したんだから早く行きなさいよねっ」
「マジかよーーーー、まぁ、愛しい彼女のち嫁の為なら仕方ないかぁ」
「な、何そんな恥ずかしいこと…………!は、早く行きなさいって!」
「はいはい」
翔季君は嬉しそうに微笑むと、店内へと入って行った。相変わらずこの二人のやりとりは言い争いが絶えないけど仲かいいって分かるなぁ。
「もう………翔季ってば。あんなに大声出して」
「でも、それが嬉しいんでしょ?愛ちゃん?」
私がそう言った瞬間、愛ちゃんは顔を真っ赤にした。どうやら図星のようだ。
「もうっ……瞳まで!いつの間に、人をからかうような悪い女になったのよ!もうっ…………」