禁域―秘密の愛―【完】
「ふふっ」
「っ、そ、それより!瞳はどうしたのよ?」
「ーーーーえっ?」
「誤魔化そうったってそうはいかないわよ?瞳………今日何か変よ?翔季もそれを感じて、ご飯ここで食べようって言ったと思うのよ。あいつ、単純バカなように見えて結構鋭いから」
「あ……」
全く………本当に、愛ちゃん達には敵わないな……。
でも、今回………だけは………
「確かに…………ちょっとあったよ。それは、私にとって長い間凄く凄く………望んでた事だった。でも、他の人から見たら決して誇れることじゃないの………。だから例えそれが友達でも………言えない。言う勇気がない………」
「………瞳」
「瞳さん、大丈夫ですよ」
「えっ」
いつの間にいたのか翔季君はナンバープレートを持って戻って来ていた。どうやら注文は完了したらしい。
「言っときますけど、瞳さん。愛は………きっと瞳さんが思うより瞳さんのこと大切にしてますし好きですよ。見てて分かります、愛ってマジで分かりやすいから」
「っ、あんたね……」