禁域―秘密の愛―【完】


そのまま私は翔季君と一緒に愛ちゃん家へと向かった。


そして、20時が過ぎた頃ーーーー



愛ちゃん家のアパートのインターホンが鳴り響き、その玄関前にいたのは…………

「瞳…………」

「巧…………!」

紛れも無い巧だった。

本当に、来てくれたんだ………。

巧の姿をこの目で見ただけで、思わず泣きたくなるほど嬉しくなる。けれど、涙は何とか抑えて巧を見つめる。

「あの日………以来だね?」

「………ああ。元気にしてたか?………中々連絡出来なくて悪かった」

「ううん………いいの。そんな事」

こうしてーーーー、私に会いに来てくれただけで凄く心は満たされる。

「ーーーー桐谷君!?」

そして、玄関に愛ちゃん達も来た。

「本当に桐谷君じゃない!?えっ、本物!?」

「関口………お前は相変わらずだな。本物って何だよ」

「あら、人に8年も会ってなかったら幻みたいに思えるわよ!桐谷君は相変わらず、イケメンだけど瞳以外の女はとことんテキトーな扱いよね〜。嫌なヤツっ」

「…………ほっとけ」

「あ、愛ちゃん………、巧も」

二人のやりとりも相変わらずだな………。でも、またこの光景を見られることになるとは思ってなかったから嬉しいな。



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