禁域―秘密の愛―【完】
「………瞳」
「何………?」
「覚えてるか?………高校の頃、瞳と俺が初めてプラネタリウムに行った時、俺がお前に言ったこと」
"……こんな夜空の下で過ごすことができたらどんなに幸せだろう?"
"ーーーー将来"
"………え?"
"こんな夜空の下で……2人でずっといれたらいい、と思った。今の言葉聞いて"
"巧……?なんだか……ずっと、私といるって言ってるように聞こえるよ?"
「………うん、もちろん」
私はそう言って、巧に微笑んだ。
覚えてるに決まってる。あの言葉を巧からもらってから、私はまた星が好きになったんだから………。
愛しくて、優しい記憶ーーーー。
「………ずっと、2人で。この夜空の下。今………叶っただろう?」
「……あっ……」
ーーーー綺麗な夜空の下で、2人でずっと…………一緒にいる。
8年前、叶うはずないと………諦めた夢と未来。
それを………巧は、今叶えてくれたの?