禁域―秘密の愛―【完】
そして、車内に戻った私達は………
「瞳っ………」
「んッ、……あっ……!」
気持ちを抑えきれず、誰からともなく抱き合うとお互いを貪るように求め合い…………その身体を繋げた………。
離れられないーーーー………。
この先、どんなに困難な道が私達を待ち構えていていようとも
今も昔も巧の事を好きで好きで堪らないーーーー
これは、"運命"
きっと………私はもうどんなことがあろうと巧しか愛せない。
そういう、"運命"なんだ………。
「んっ……んぅっ……た、くみぃ……」
「瞳……瞳っ……」
私達は、何度も何度もお互いに名前を呼び合い、その身体を激しく求め合う。
ーーーー巧に愛され……そして私も彼を愛する。
どんな"禁域"が私達を取り囲んでもこの"運命"の歯車はもう止まらない。
「あっ………ああッ………!!」
だからーーーー、私は気付かなかった
スマホが着信音を何度も知らせていたことに………。