禁域―秘密の愛―【完】
ーーーー翌日
「………瞳」
「っ、ん……っ?」
私は、巧の声で目が覚めた。
「おはよう、瞳」
「た、巧ッ…………!?」
いきなり近い距離にーーーー、巧の顔があるので私は驚いた。
そうだ………。昨日、私達は後部座席を押し倒して………それから
「ーーーーッ!」
今更ながら、車内で………なんて。気持ちを抑えきれなかったとはいえ、とんでもないことをしたと思い私は恥ずかしくなった。
「顔、赤くしすぎ」
「だ、だってっ………」
「………可愛かったよ、瞳。けど昨日はこんな所で………衝動的過ぎたな。悪かった」
そう言って巧は、そっと私を横から抱きしめると、優しく頭を撫でた。
「っ、う、ううんっ………」
巧は相変わらず狡い……そんなこと言われたら、何も言えないじゃない。
それに………恥ずかしいけど、私だって……昨日は幸せだったから。