禁域―秘密の愛―【完】
…………私だって、私だって。
本当はーーーーーー
「巧…………ずっと、ずっと、あなたの傍にいたかった………。今日だって、朝香さんがとても羨ましくて………。お願い、朝香さんじゃなく私を隣にいさせて………」
………本当は巧の傍にいたかった。
だけど、優斗を傷付けたくもなくて、その心の狭間で悩んでいた。
けれど、やっぱり………私は、それ以上に巧を失えない。
巧を失ったら………私はもう生きていけない。
………ごめんなさい、優斗。
自分勝手な女で………どこまでも、あなたに残酷な事をしてしまってごめんなさい。
だけど、私はーーーー
「………俺もだ。俺も瞳の傍にいたい。だから………絶対にもう離れるな。迷うな。何があっても………俺がいるから」
「うんっ…………」
ーーーー私は、巧を選ぶ。
ずっとずっと愛し焦がれた……この人を。
「キスして………巧……」
私がそう言うと、巧は優しい笑顔で微笑んで、甘いキスをくれたーーーー。