禁域―秘密の愛―【完】
「は?おい!待てよ、俺も今混乱してーーーー」
『桐谷君、言い訳なんて情け無いわね!あたしの瞳を泣かしといて………!とりあえずウチに来なさい!分かった!?」
「っ、愛ちゃん待って………」
………と、その瞬間物凄い勢いで電話が切れた。
「……た、巧………」
私は、すっかり愛ちゃんの勢いに押されて、涙が止まった。
「………俺、関口に刺されるかもな」
「うっ………。ごめんね……」
「いや………説明すれば分かってくれるだろう。とりあえず、向かう所は決まったから行くぞ?」
「う、うん………」
ああ、愛ちゃん。どうか、巧を刺さないで欲しい。今の私はそう願うことしかできなかった。
ーーーーー
しばらくして、愛ちゃんが住むアパートに着いた。そして愛ちゃんは巧と私をその目にとらえた途端………
「桐谷君ッ!!瞳に何したのよーーーーっ!?」
物凄い勢いで巧に突っかかってきた。
「あ、愛ちゃん!!やめてーーーー!違うの!!」
「っ、関口!!このっ………なんて馬鹿力だよ!落ち着けッ………」