禁域―秘密の愛―【完】
「そっか………。そうだったのね」
愛ちゃんは呟くようにそう言うと、
「………殴ろうとして、ごめんなさい。桐谷君」
そう巧に向かって申し訳無さそうに言った。
「………事前に相手側の親族が来ることの報告が無かった所を見ると優斗さんのご両親はサラサラ瞳のことを、認める気も無くて、晒し者にするつもりだったのよね?あたしだってそんな所を見たらなに降り構わず瞳の手を引っ張ってる………きっと。親友の瞳がそんな酷い目にあってるのに黙っていられない」
「………関口」
「だから桐谷君、ありがとう。そしてごめんなさい」
「いや………気にしてないけどな、別に」
「ーーーーでも!」
「は?」
「もしも今度!瞳が本当に桐谷君のせいで泣くようなことがあったら許さないから!一生、あなたの事恨むからね!」
「あ、愛ちゃん……」
ーーーー目が本気だ……………!!
「お前………相変わらず、俺にはどっか突っかかってくるな」
「当たり前でしょ!………瞳は、桐谷君のことが一番大切で………その分よく泣くんだから」